近年の医療の高度化・複雑化に伴い、在宅医療、チーム医療等、薬剤師に求められる職能も次第に拡大、その質の高さも要求されています。医療は日進月歩であり、薬剤師にとっても生涯学習は責務であるといっても過言ではありません。患者・国民のニーズが多様化する中、社会から信頼され求められる薬剤師となるためには、一人ひとりが目標を定めて研鑽を積むことが必要であると考えます。日本薬剤師会ではそのような視点を軸に、ジェネラリストの養成を第一の目的として、生涯学習支援のための取り組みを進めてきました。
前述の基本方針を受け宗像薬剤師会においても会員の皆様に資するべく、このたび当ホームページにてシステムの情報提供を本格稼働する運びとなりました。以下に日本薬剤師会の提唱する生涯学習支援の流れとそのシステム利用について説明いたします。
システム構築の経緯としては、6年生薬剤師の誕生があります。6年制は他の先進国に引けをとらない教育制度でありますが、卒後の生涯学習は各個人に委ねられており、世界に通用する薬剤師を育てるためには、新しい生涯学習支援システムが必要であると考えられます。このような流れを受け、会は平成24年4月よりWeb上において、「日本薬剤師会生涯学習支援システム」(愛称「JPALS」)【図1】をスタートさせます(各々の用語の説明は後掲。)。
【図1 生涯学習システム 全体像】
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